Ich habe hunger

あふりかエンジニア、アフリカ向けのB2BのSaaSを開発する

未来に早く到達する責任みたいなやつ

今自分には奥さんがいて、子供がいる。子供が生まれたときには、産休と育休を取ってもらった。で、0歳の間に保育園に預けて奥さんは復帰した。

で、その復帰に際して保育園がどうだったか話はまた別の機会にするとして、女性のキャリアの断絶あたりの話を軸にしたいと思う。

という話があったんだけど、これって結構難しい話だな、と思っていてその理由は複数ある。

第一に、30歳で2年間(産休+育休)休んでしまうと、22歳で卒業して32歳で比べると10年間の社会人経験という中で、2年間が会社にいないので単純に考えても20%のロスがあって、さらに任せられる仕事が線型的に責任範囲や仕事の大きさで比べると20%どころで効かない。23歳で任せられる仕事よりも32歳で任せられる仕事の方がもちろん大きいし責任も重いしきっと面白いのである。であるとすれば、33歳で戻って来ても同じ33歳とは経験値ベースだとしてもなかなか不利なんだけども、それを覆すには容量が良いであるとかそもそも優秀でないといけないのである。

第二に、今までの社会という意味で、もしくは評価者が評価される人よりも十分に年上だという意味で、年齢である程度の実力を測ってしまうところであると思う。あんまりよかったとは思わないけど、ごりごり仕事をしている人の中では35歳の男女ではだいたい10−13年ぐらい働いているという期待値で比べて評価をするけど、そこに2-3年産休を取ったから実務経験年数でいうと30歳の人と比べるのが平等だよね、と比べてくれる評価者はなかなかいないと思う。ここら辺は、今までの社会では社会人になってから途中で大学や大学院に入ります、や数年休んでOOします、みたいな人が混じっていなかったので、画一的な見方に起因するところだし、それでよかったと思う。年代で区切ってスキルの評価をすることはあっても、25歳と35歳を比べて25歳を昇進させたり、より評価を高められるマネージャとか業界はまだまだ少ないと思う。どうしても年齢が非常に効いてしまう側面がかなり大きいと思う。

と、まぁだいたい自分自身も大きな会社で働いたこともないし、知人であったり伝聞だったりするので、自分自身の生の情報はどうしても少なくなってしまうのだけども、そこまで外してないかなーとは思う。

ただ、まぁこれが外していようと外していなかろうと一つ変わらないなーと思っていることがあって、それは自分が価値観が変わりつつある世代にいるというころである。ここ5,6年を見ても、6年前にここまでフリーランスや労働観みたいな話は今ほど語られていなかったし、どんどん変わって来ているし、その状態で社会に出て来る新社会人もいる。自分は30歳なんだけども、それを考えると少なくとも下の7−8年ぐらいの世代は自分よりも後の世代になる。 で、ここから20年経ったとすると自分は50歳できっと会社の中心で部長とか会社の意思決定とか空気とか規律みたいなところのど真ん中にいる世代なんだと思うけど、その頃にはさすがに今のような世代で区切ってしまって不当な評価をしたり、育休とったりするのに(社内から)抵抗があったりするのもなくなると思う。それは今の基準からするとすごく幸せなんだけども、その頃にはその頃の不満みたいなのがあるかもしれない。そういうステージに早くいくことこそが日本の社会にとってめっちゃいいことだよなーと思うと、そういう社会にするのに20年かかるのってダサくね?って思ったりもする。

どうしても、アフリカみたいなところに関わっているからかここ数年の自分の中でのキーワードが「歴史を加速させる」というものに収束されていて、いつか来るであろう未来を年単位で加速させることで次のステージに早くいく、その先は自分じゃなくても良いけど、というのが大事になって来ている。そういう意味でも、リモートで仕事するのも国境を超えるし、国境を超えてもskypeで飲み会したり帰って来たら超仲良いとか、みんな住んでる場所はバラバラだけど日にちを決めてどっか集まって超話したり、多分新しい働き方をゴリゴリしまくってるが故にもっと発信しないといけないなーと思ったのでブログ再開します(別に休止してたわけじゃないけど)。