Ich habe hunger

あふりかエンジニア、アフリカ向けのB2BのSaaSを開発する

あふりか童貞エンジニア、あふりかに行く。

アフリカインキュベーターにジョインしてから1年ちょっと。今更ながら、アフリカに2週間行ってきました。もともと事業を始めたウガンダカンパラと今年に入ってオフィスを開いたケニアのナイロビにそれぞれ1週間ずつでした。

ずっとリモートで日本からソフトウェアの開発をしているので、どうしてもお客さんの顔も見えないし、どういう人がどういう風に触ってどういう風に使っているかというのも、現地にいるメンバーから聞くというふうになってしまうのでなかなか意図を掴みきれなかったり難しいことがありました(とは言っても、現地にいるメンバーが優秀なので助かってます)。というのもあって、今回アフリカに行くことになりました。後、「お前は本当にアフリカで使われるソフトウェアを愛せるのか」という副題もありました(これはまた別記事で書こう)。

カタール航空で成田からドーハ経由でナイロビ(ケニア)までだいたい丸1日(24時間弱)かけて行きました。早いと18時間ぐらいなんですけどね。この辺は、航空券の安さと乗り換えのスムーズさによるところではあります。日程的には、初めにナイロビに入って1週間。その後、LCCウガンダカンパラに移動して1週間の合計2週間です。

初めの1週間はナイロビで代表とお客さんとこ回ったりミーティングに参加したりしてました。ナイロビではアプリを使う現場の人とは会えなかったのですが、マネージャーの人や経営者の方と会ってどういうところに課題があるかとかどういうことを期待してるかなどを聞けて良かったです。

僕の移動していた範囲がそうなんだとは思いますが、道路も綺麗だしビルも結構あるし、建設中の建物とかもたくさんあってすごく伸びてるんだなーという感じがしました。その一方で、やっぱり裏道に入ったりするとちょっと危険そうな感じがするし、まだまだ貧富の差とかも結構あるんだなって思いました。やはり、ナイロビは危険らしく基本的にUberで移動してました。めっちゃ便利!でも、地図読めないのかだいたい電話して「○○センターの前だよ」とか教えないといけないのはめんどくさい。

ケニアでのご飯は、代表含む現地メンバーが良しとするレストランは全部美味しかったし高くないし、オフィス兼住居での自炊をしてたこともあって全然困りませんでした。大きいスーパーとかに行くとアジアンなコーナーもあるし、ある程度お金さえ出せば生活でストレスを感じることなく生きていけそうだなって思いました。ただ、街中の渋滞だけは勘弁してほしいけど、これは他の国でも同じように抱えている問題だろうしどうしようもないのかなーって感じでした。

着いてから1週間後にナイロビからウガンダカンパラへ移動。
ウガンダの方にはだいたい5人ぐらいのメンバーが居て、あとウガンダ人スタッフが2人。1年間で大きくなったなーという謎の感動をしてました。ウガンダでも、お客さんのとこに同行して話を聞いたりしてたんですが、こちらもマネージャーとかも居たんですが、最終日には実際にアプリ使ってるユーザー(営業スタッフ)と話せる機会があったので大きな収穫。ウガンダで話を聞いててびっくりしたのが、結構な頻度で従業員が入れ替わること。僕らのアプリを使ってもらうために導入の時とかはスタッフが行って使い方とかを教えたりしてるんですが、それを受けた従業員がいなくなったり、営業スタッフが上手くアプリを使ってくれるように面倒を見てくれてたリーダー、マネージャーのような人が居なくなったり・・・とこういうことが結構起こったりするので、より簡単でより使いやすいものを作ることがかなり求められているよなーとより実感しました。当たり前でしょ!と思われるかもしれないですが、スマホというものに初めて出会うような人も結構まだいるそうなので、スマホ慣れしたユーザーでない人にも直観的に使えるようにしないといけないので、これは結構難しいし課題かなーと思います。

あとね、すごく難しいなーって思うのが、徐々にスマホが広がりつつあるも、あんまり良いモデルじゃないとバッテリーが持たない、とか自分でインターネットを100MBとかの単位で購入してたり、インターネットが激おそだったり、そもそも入らなかったり、GPSが精度悪かったり、もーーーーアプリケーションに行く前に色んな課題は山積みだったりします。なので、カスタマーサポートとかでも「えー?そんな質問まで来るんですか笑」みたいなのもあるけど、それも丸っと仕方ないけどそれを包容してなお使いやすいようなものを作れたら最強じゃない?なんて思ったりします。


ウガンダでは、夜はUberを使うけど、昼はだいたいボダ(ボダボダ?)というバイクタクシーを使ってました。ナイロビよりも車移動すると渋滞にひっかかるので、バイクだとその隙間をすいすいすいーっと行ってくれるので結構楽でした。ただ、事故ったら死ぬよなみたいなスピードを出してくれるのでたまにちょっと怖くなりますw料金は結構安いけど、自分で交渉しないといけないのでそこら辺はちょっと面倒だしどうしても外国人なので高めに言われたりするっぽいです(多分)。


この2週間色んなお客さんのとこ行ったり、こっちで人を見たりしてて思ったのは、ウガンダとかケニア特有の問題と途上国特有の問題とがあるのかもなーと思いました。後者の方は、昔の日本だったり他の国でもあるような組織の問題とか雇用の問題とかに結びついてるのかもなーと思っているのでここら辺は時間のある時に調べたりしていきたい。

Anyway, 僕らの作ってる物がいきなり必ずまるごとフィットするわけでもないし、会社によってはコストとして高いのかもしれないけど、この地域で、国で、恐らく必要とされてるもの(シーズもニーズも)を作っているし、少しずつそこに向かっていってるんだろうな、とすごく感じた。このソフトウェアをしっかりと良い物にして、まずは期待してくれてるお客さんを満足させて、口コミで良かったよ、というのが広まるぐらいにしたいな、と思うし出来そうなイメージは出来る。ふたつの国をまたいでいるというだけでもしんどいし、これからどんどんと国の中でも地域にも広がっていったりして僕らはより大変になるけど、それでも売りたい、と思ってもらえる物を作りたいし作れる組織を作るのが僕の仕事だし、その上で色んな人から使いたい、と思ってもらえるものを考えられる、作れる、届けられる、組織にしたいな、と思った。

今回はすごく短かったし、全然現地のことも分からないままにうろうろして、そこまでローカルに染まれずに帰ってしまうぐらい薄い滞在っぽいけども、得たものとしては、未だ小さな物かもしれないけどこれから少しずつ大きくなっていきそうな感じ。法人化して1年、色々がむしゃらに進んで来た1年だしこれからもそうかもしれないけど、後ろを振り返るとしっかり道は出来てるし、これから進めそうな道もうっすらとではありますが見えて来てる感じはします。とはいえ、今のメンバーだけではすぐに限界が来ると思いますので色んな人に頼ってお願いして、一緒に何かできたら良いな、と思ってますので僕から助けを求められたらスッと助けてくれると非常に嬉しいし、限られたリソースかもしんないけど「何かやろうか?」なんて声を掛けてくれると感謝感謝です。僕の会員権使って美味い肉を個室とか割安で行きましょう(僕が行きたいだけなんですが)

刺激的で最高に楽しい滞在の1割も書けてない気はしますが、ここで発散しておかないとこの感覚は薄まっていくので、一旦これで。

とりあえず、これからのAfri-incに乞うご期待ということでより一層励んでいきますので、どうぞよろしくお願いします₍⁽⁽(ી(*´ω`*)ʃ)₎₎⁾⁾