Ich habe hunger

あふりかエンジニア、アフリカ向けのB2BのSaaSを開発する

数億人の生活を変えるSaaSを一緒に作る Railsエンジニア 探してます!!

株式会社SENRI CTOの杉山です。 今年の春先にジョインしてくれたエンジニアがいて、百人力〜って思ってたんですが、思ってた以上にやりたいことが増えてきており、またまたエンジニアを探すことになったので筆を取っています。

最後に

(めちゃくちゃ長くなったので、最後に、を先に出すことにしました)

めちゃくちゃ長くなってしまったんですが、事業自体も領域として問題発見、問題解決の場としても面白いし、ソフトウェアを出していく先としても結構面白いと思います。さらには、国を跨いで色んなことを知って共通点や差異を楽しんだり、10億人超を見据えたやりがいみたいなのもあると思います。打算的なことを言うと、新興国向けのSaaS開発した、とかいうのもなかなかユニークな経験じゃないかと思います(が、ソフトウェア開発としての本質は変わらないとは思うんですが)。

いずれにせよ、働いてみたい、話を聞いてみたい、興味がある、何か知りたい、など何かフックに引っ掛かるものがあれば、お気軽にWantedlyなりYOUTRUSTなりtwitterなりでお声がけいただけると幸いです!

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事業のざっくりした説明

私たちは、アフリカ・東南アジアで営業・販促管理サービス「SENRI」を開発・提供しています。

『SENRI』は新興国における流通のデジタル化をサポートするSaaSで、製造業・卸の営業活動の管理や、受発注の管理をするモバイルとWebを組み合わせたサービスです。

具体的には、外回りする営業スタッフが持つモバイル端末から、営業報告、競合調査、受注の情報、位置情報などがサーバーに送られ、Webページの方では、エリアマネージャーや営業部長といった人たちが見れる、受発注情報や、ダッシュボードをいい感じで見れたり、個別の営業ごとにどういう風に働いているか、を確認できたりします。

『SENRI』以前は、営業スタッフが注文書を持って帰ってくるのを待ってから、倉庫で発送準備をしていた、結果的に残業も多かった会社が、営業先からリアルタイムに注文情報が倉庫にいるスタッフの元に送られることで迅速に発送準備ができるようになり、注文〜発送〜配達までの時間が短くなるとともに、倉庫のスタッフの残業も減り、働き方が大きく変わりました。

上の話は結構好きな実話なんですが、今時ネットあるんだから注文受けてデータ送ったらそりゃできるでしょ、という"当たり前"をそうでなかったところに、いかに"当たり前"として組み込んでいくか、その会社や組織に浸透させるか、というところが、僕らのチャレンジであり、プロダクトの『SENRI』の面白いところであると思っています。

今どんなことしてて、この先何をしたいか?

新興国でも、多分みなさんの想像以上にインターネットは繋がっていますし、結構モバイル端末も持っているし、会社にパソコンももちろんあります。ただ、日本でも同様に会社、組織、業務にいかにテクノロジーの力を取り込んで、それ自体が価値を生んでいくか、という今風にいうDXという文脈では、まだまだやれることはたくさんあると信じています。

そのためには、『SENRI』上にきちんとデータがあること、それを見れること、というのが基盤となってきます。 モバイルアプリの方では、いかに営業スタッフに情報を入力してもらうか、間違わないようにするか、Web側では、それらの情報をきちんと見れること、集計して見れること、ということを注力してきました。

まだまだ改善の余地はあるものの、ここ2年ぐらいはもう少し視野が広げて、モバイルアプリ以外からデータは取れないだろうか(メールで送られてくる注文書を文字認識して受注データに変換するとか、顧客の会計ソフトやERPAPI連携するとか)、機械学習を用いて営業スタッフに訪問すべき顧客をオススメする、など新しい取り組みが始めています。これらも、作ってすぐに成果が出るようなものでもなかったり、継続的に改善をしていく性質のものなので、今の売り上げを作るというよりは2-3年先の売り上げを作る、というような意識で取り組んでいます。

さらにこれからは、既存機能の拡充、マネージャーと営業間のコミュニケーション支援、もっと幅広くAPI連携できるようにAPIの提供、営業活動の型化、あるべきなのにないものを見つけられる仕組み、いけてる中間管理職の代わりになるような情報提示/意思決定の支援、『SENRI』を中心としたデータプラットフォーム化などなどやりたいことがたくさんあります。

これらを実現することで、『SENRI』をベースとし、組織にテクノロジーを取り込み、属人性を発揮する部分と排除する部分を明らかにして、一人で見れる営業スタッフの数が増えたり、業務フローが革新されたり、意思決定や施策の実施がスピーディーになることで、顧客の売上や商圏の拡大、組織の拡大を支援できるサービスを作っていきたいと思っています。

これは僕の裏テーマみたいなところでもあるんですが、ソフトウェアによって一種のフレームワークができることで、例えば新しく営業として入ってきたスタッフもどう活動すれば良いか、何をどのタイミングで売っていくのか、というのがある程度レールが敷かれることになり、そこに従うことで熟達も早くなっていくのではないかと思っています。その中から、守破離のように型をやぶりイケてる営業マンやビジネスマンになる人が一人でも出てくれるととても幸せだな、と思います。

つまり、既存の組織にいる人だけでなく、雇用が創出され、そこで働き、人生が変わる人がいる、そしてそれがアフリカや東南アジアといった新興国で数億人がいるところに提供できる、というのは大きな挑戦でもあり、楽しみでもあります。

組織は今どんな感じか?

ウガンダケニア、ナイジェリア、タンザニアインドネシアと各国に営業やCS、AMなど現地スタッフが結構います。 開発チームは、PdMとエンジニアはフルリモートで東京でないところに住んでる人も含めて、ざっくりフルタイムで働いてる人が、Androidアプリエンジニアが2人、サーバーサイドエンジニアが3人ぐらいで、副業や業務委託といった形態で関わってくれてる人が数人いる、というような感じです。

四半期ごとに先半年分ぐらいで具体的に何やるか、というのを定期的にMTGを設けて決めています(もちろん各国の現場の声も拾いながら)。その中で四半期、当月、翌月とブレイクダウンして、Androidアプリのリリーススケジュールとそれに関連するサーバーサイドの実装、それとは独立してできるissueなどを整理、優先度をつけて、1週間を1スプリントと見做してやっていくことを決めています。

やれることしかやれない、というのが大前提なので、どういう順番でやるか、何を諦めるか、押さえるべきポイントはどこか、これぐらいならずらせるんじゃないか、など日々話しています。

現在のリソースでやれる範囲で色々決めてはいるんですが、やっぱり現場からのフィードバックもガンガン取り組んでいきたいし、新しい機能も作りたいし、既存機能の拡充もやりたいし、技術的負債の返済やリファクタリングもやりたいし、とついついもっともっとと求めてしまいます。

技術スタックは?

Ruby on Rails / Rspec / PostgreSQL / NuxtJS / AWS / GCP / Heroku

Ruby on Railsでアプリケーションが開発されています。現在、Rails6への移行のプロジェクトが走っているので、できれば年内ぐらいで載せ替えれたら、という風に思っています。

サーバーはAWS上で動いていて、Elastic Beanstalkで運用されています。リポジトリgithubにあって、ブランチの管理はgit-flowが近いものになります。GithubのProjectを使って、直近1-2ヶ月 & スプリントで何やるかをissueベースで管理しています。

その他、気になる点はガンガン聞いてもらえるとお答えします!!

入るとどんな感じになるか?

初めのうち、というのがどれぐらいの期間になるかは人によるとは思うのですが、初めのうちは(1)コードになれる (2)ビジネスの領域(ドメイン)になれる というのを出来る限り片方ずつできるようにissueを割り振りながら、全体に慣れていってもらう、というのを意識しています。さすがに6年もアプリケーションが運用されているとそれなりの大きさになっているので、特に初めのうちはガンガン質問してもらったり、テストを見てもらったりする、という感じになると思います。ちなみに、テストカバレッジは85%ぐらいあるので、大事なモデルとかは特にしっかりテストが書かれていると思います(歴史あるテストで冗長になってる部分もあったりもするんですが)。

どういうタイミングで入るかによるんですが、今だとだいたい大きな機能の実装やプロジェクトが並列して2本ぐらい走っているのが常態化しています。それとは別で現場からのフィードバックで「やる」となったissueなども大小様々ある、という感じなので、どこら辺に入ってもらうか、やっていくか、というのは相談になると思います。

基本はRailsなんですが、2020年の夏頃に出した新しいプロダクトはNuxtJSで書いてたり、BigQueryに細かくデータベースを作ってデータを流したり、チャットボット作ってみたり、とRailsに限らず色々やっているので、タイミングにもよる思いますが、新しい技術などにチャレンジしていく、という機会もあります(し、僕らもその都度勉強しながらやっていく、という感じです)。

杉山はなぜここで働いているのか

子供みたいなんですが、自分が作ったものでその人が幸せになる、ということがとても幸せだなぁ、という風に感じています。ご飯作るのも好きなんですが、目の前の人が超ハッピーになるのも良いし、たくさんの人が少しずつ幸せになる、というのも良いなぁ、と思っていて、これは多分「幸せの変化量の総和」みたいなのが自分の中で物差しとしてあるんじゃないかな、と理解しています。

元々、アフリカに縁もゆかりもなかったんですが、この事業に誘ってもらった時に、アフリカに10億人も人間がいるのか〜と思うと、「幸せの変化量の総和」のポテンシャルでかくないか!?という衝撃がありました。僕らのソフトウェアは、営業活動に変化をもたらすし、それはその事業に変化が現れるし、ひいてはその顧客である消費者にまで変化が連鎖すると思っています。この変化の中には、雇用創出とかそういうのも含まれていると思うし、そうなるとその人の家族にも少し関わることになるのか〜と思うと、1や10を100にすることだけでなく、0から1にするというのも含まれるのが、僕にとってはめちゃくちゃアツいポイントでした(僕、昔から「0から1」めっちゃ好きなんですよね)。

さらに、創業時から代表の永井はアフリカ、エンジニアは日本、みたいな感じで始まったこともあり、リモートで仕事することにも全く抵抗がなく、時差もあるので、その時間にそこにいることではなく、きちんと成果出していくこと、が共有されている、というのがとても心地よいです。

SENRI始めてから、我が家に2人子供が生まれて、大きく環境も変わったし、子育てのフェーズによって波があったり、仕事や技術にかけられる時間も制限ができたり、と会社側から見ると非常に不安定であったと思うのですが、「やれることしかやれない」という感じで何がやれるかどうやれるか、を常に考えて変化していっている、という感じで、非常に働きやすいな、と感じています。というのも、これを書いている今日は、「子供が熱を出して保育園をお休みしているので在宅で稼働少なめになると思います〜」という宣言のもとに家で子供が寝ている間に書いています。

あと、シンプルに弊社はみんな「いいやつ」だな、と感じています。結構このなんとも言語化しづらいんですが、みんな「いいやつ」だな、と思うし困ってたら助けたいと思うし、自分が困ってたらみんな助けてくれるし、本当に心地が良いなぁ、と思っています。

最後に(再掲)

めちゃくちゃ長くなってしまったんですが、事業自体も領域として問題発見、問題解決の場としても面白いし、ソフトウェアを出していく先としても結構面白いと思います。さらには、国を跨いで色んなことを知って共通点や差異を楽しんだり、10億人超を見据えたやりがいみたいなのもあると思います。打算的なことを言うと、新興国向けのSaaS開発した、とかいうのもなかなかユニークな経験じゃないかと思います(が、ソフトウェア開発としての本質は変わらないとは思うんですが)。

いずれにせよ、働いてみたい、話を聞いてみたい、興味がある、何か知りたい、など何かフックに引っ掛かるものがあれば、お気軽にWantedlyなりYOUTRUSTなりtwitterなりでお声がけいただけると幸いです!

ちなみに、フルタイムでも週3!とかでも、もちろん相談可!という感じです!

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滅多に揃わないメンバーがたくさん揃った時の集合写真(全員が一気に揃うことはほぼない・・・)

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